CubaseのMIDI編集画面(キーエディター)では、コントロールチェンジ(CC)を入力する際に、各データを傾斜ラインでつなぐか、次のデータまで今の値を水平に維持するかを選択できます。
(CC入力時のカーブのタイプを『傾斜/カーブ』と『ステップ』から選択可能)
Cubase 13では、この初期設定値が「引き寄せ(傾斜ラインでつなぐ)」になっています。
そのためサスティンペダルの入力などの目的で「次のデータまで今の値を維持したい」という場合、余計な編集の手間がかかってしまう問題が生じます。
すべてのコントロールチェンジが傾斜ラインで入力されてしまうため、新規ユーザーには困惑の要因となっているようです。
以下の設定を行うことで入力タイプを選択することが可能ですので、困っている方は参考になさって下さい。
キーエディターのコントロールチェンジ入力方式の切り替え方
まず、キーエディターのコントロールチェンジ編集レーンの下部にある三角マークをクリックして、メニューを表示させます。
その中の「新規コントローラーイベントのタイプ」という設定項目から「ステップ」を選択すると、入力データ間が傾斜することなく、水平に維持されるようになります。
ちなみにこの設定は、ショートカットによる操作でも切り替えが可能ですので、必要に応じて素早く切り替えられるようにすることも出来ます。
余談~設定の場所を見つける難しさ
今回紹介した設定項目は、Cubase 11から新たに搭載されたものなのですが、初心者ユーザーは設定場所を見つけられず戸惑うかもしれません。
多機能で複雑な編集アプリにはよく見られることなのですが、設定項目があちこちに分散されていたり、設定画面のインターフェースが統一されていなかったりすることがあります。
Cubaseもその例に漏れず、様々な機能を建て増ししてきた歴史もあって、設定方法がややこしくなってしまっている面があるようです。