Cubase:再生の一時停止機能をマクロで作成する方法

Cubase

もしあなたが、Cubaseに再生の一時停止機能が無くて困った経験があるなら、今回の記事が役に立つかもしれません。

単純な方法ですが、これで通常の再生/停止と合わせて一時停止の機能を使うことが可能になります。

普段、トランポート設定で「停止時に開始位置に戻る」をオンにしているなら、今回のマクロを使用することで「その場で停止させる機能」を併用できるようになります。

「再生の一時停止機能」のマクロ

今回のマクロの仕組みは単純です。

トランスポート設定の「停止時に開始位置に戻る」をショートカットでオフにしてから停止し、その直後にオンに戻すようにマクロを組むだけです。

マクロに組み込む具体的なショートカット項目は以下の通りです。

  1. トランスポート – 停止時に開始位置に戻る
  2. トランスポート – 停止
  3. トランスポート – 停止時に開始位置に戻る

「停止時に開始位置に戻る」のショートカットはトグル切り替え方式になっていますので、同じショートカットを繰り返して元の設定状態に戻しています。

マクロが作成出来たら、このマクロにショートカットキーを割り当てましょう。

普段の再生/停止キーの近くのキーや、目立って押しやすいキーに割り当てておくのがお勧めです。

私の場合は、普段の再生/停止をスペースキーで行っているので、Shift+スペースキーに割り当てています(併せてテンキーのEnterキーにも割り当ててあり、右手で即座に押せるようにもしてあります)。

再生の一時停止機能のマクロが役立つ場面

私の普段の制作作業の多くは、キーエディターでの各種編集です。

音符の入力やコントロールチェンジの編集を行い、それをプレイバックして確認し、さらに編集を重ねて行きます。

その際、同じ場所の編集を繰り返しやすくするために、トランスポート設定の「停止時に開始位置に戻る」をオンにしてあります。

この設定のお陰で、ポジションカーソルを毎回移動させて元の位置に戻す必要がないため、とても効率的な編集が可能です。

しかし、曲全体をプレイバックしている途中で気になった部分があったとき、停止してその部分を編集しようと思っても、停止させた時点で演奏開始位置に戻ってしまいます。

こんな時、ごく普通の一時停止機能があれば、ストレス無く編集作業に入っていけるので便利です。

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著者プロフィール

PCのMIDI打ち込みで音楽制作をしているミュージシャンです。これまで過去にコンシューマーゲームや舞台音楽、ミュージカルなどの作編曲をしてきました。

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